【はじめに】
全国416の地域で活動している商工会議所青年部(以下YEG)は、運営方針や活動内容など、地域を取り巻く環境に即しそれぞれの単会で策定できます。本年、創立47周年を迎える射水YEGもその一つであり、大きな節目となる『創立50周年』に向け組織として向かうべき理想像をあらためて定義し、会員全体で連携しながら邁進していく必要があります。
また、地域の事業者で構成されていることもYEGの特徴で、YEG活動で生まれた信頼の絆により、会員間のビジネスが年々増加傾向にあります。射水YEGでも、富山県連YEGや日本YEGに出向し幅広い地域で活動する会員も増える中、県内そして全国のYEG会員企業と繋がりをもつ会員もみられるようになりました。このYEG活動が、自企業の発展に繋がることも私たちの誇るべき強みです。その射水YEGらしさを会員だけにとどまらず、地域へ発信し、共感を得ることで、共に活動する仲間を増やし、永続の輪を広げていくことができるでしょう。
YEGは毎年会長や役員・執行部による事業計画が策定され、新たな想いが重ねられていきます。その積み上げられた歴史や諸先輩方の想いをしっかりと引き継ぎ発揮するため、本年は三つの信念を掲げ活動して参ります。
UNITY〜個を尊重し共存する〜
我々は、人生のあらゆる場面において、物事に対する立ち位置が変わります。単年度制である射水YEGで活動する会員一人ひとりもそうであり、その立ち位置にならないと見えない景色があります。共に掲げた目標を達成するため、挑戦心を持ち真摯に取り組むことで、得られた経験が未来へ繋がるかけがえのない財産となります。
また、一人では得ることのできない喜びを感じられるものも団体・組織という『チーム』であります。多種多様な人間の集まりのYEGではありますが、活動を通じて心を合わせ『チーム』であることの喜びを感じることで、強みを最大限に発揮できる射水YEGをさらに目指します。
CREATE〜創造し永続する〜
射水市内でも観測史上最大の震度5強の揺れを観測した、能登半島沖地震発災より1年余りが経ちました。その甚大な被害の影響から、存続することができない『もの』や『こと』があります。だからこそ、新たな役目を創り出すタイミングでもあるように感じます。本年は射水市制20周年を迎えます。射水市の魅力を再認識し一人ひとりが未来に向けた地域を愛する心を育むとともに、新たな価値を創造することが今こそ必要です。歴史や観光資源・産業や食に至るまで、様々な魅力をブランディングすることにより新たな価値を生み出し、新しい文化的創造により地域永続の一端を担う、そんな気概を持つ射水YEGで在り続けます。
COMMUNITY〜想いをつなぎ繁栄する〜
デジタル化が進んだ現代では、様々な情報で溢れています。携帯電話所持者の中ではスマートフォン所持率が97%を超える中、誰もがどこでも瞬時に求める情報が取り出せるようになり、手軽に情報を発信できるようにもなりました。その反面、情報過多が故に有益な情報を受け手にしっかり届けることができていない側面もあります。本年度、YEG活動に不可欠な会員共通のデジタルツール『エンジェルタッチ』を主軸に価値ある情報を会員に届け、『想い』を埋もれさせない取り組みを行って参ります。
また、人工知能やロボットの進化による効率化に伴い人員削減が生まれる業種がある反面、働き手不足や担い手不足により衰退していく業種もあります。しかしながら先の未来、ますます効率化が進み便利になろうとも、地に足をつけ生きる『ひと』と『ひと』との繋がりが何よりも大切です。この地で働き生活をすることの魅力を次代を担う子どもたちに伝えられるのは、商いを主軸に地域活動を行い、現在(いま)を担う責任世代の我々YEGの使命であります。
【おわりに】
近年、様々な場面で『多様性』という言葉を耳にします。そこには様々な価値観が存在し、その全てが尊重されるべきであると言われています。しかし、「人の価値観を受け入れる」=「人の価値観に踏み込まない」といった議論や歩み寄りにラインを引いてしまう、いわば拒否(無関心)を示す冷たい側面も持ち合わせているようにも感じます。私自身、射水YEGに入会以来様々な役職を務めさせていただいた中で、「喜び」や「苦しみ」、「達成感」や「喪失感」、「連帯感」や「孤独感」など、あらゆる感情を経験いたしました。その中で、組織の目的達成に向け個々の価値観を擦り合わせていくことにより生まれる『協調性』こそが本来の意味での『多様性』だと強く確信しております。活動の中で『多様性』を最大限に発揮し、射水YEGであることの価値を我々自身で見出すことにより、共に地域の未来を創って参りましょう。
現在(いま)を刻む責任世代として志高き挑戦を
〜Live in the moment challenge with ambition〜
基本事業方針
(地域繁栄)
商いを主軸とした地域活動を通じ、次代を担う子どもたちに向け希望溢れる未来を創出する事業
(未来創造)
街の未来を想い描くことでふるさとを愛する心を養い、賑わい溢れる地域を創造する事業
(魅力再編)
魅力あふれる郷土をブランディングし、地域資源を発信することで価値を生み出す事業
(会員親睦)
同じゴールを共有する事により団結し、チームであることの喜びを分かち合える事業
(組織情報)
エンジェルタッチを主軸に全ての会員に有益な情報を届ける仕組みを構築する事業