会長挨拶

令和4年度会長
中瀬 裕喜
「はじめに」
この度、諸先輩方が築き上げてこられた歴史と伝統ある射水商工会議所青年部(以下、射水YEG)第44代会長を拝命し、身に余る光栄とその重責に身の引き締まる思いでございます。また、会員の皆様、関係各位の皆様におかれましては、当会に対し、日頃より格別のご理解、ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
一昨年より新型コロナウイルス感染症拡大に端を発した世界規模での社会情勢の変化と、それに伴う人々の行動変容により、我が国を取り巻く経済環境も激変しました。地域経済を支える我々の経営環境も例外ではなく、今後ますます先が見通せない厳しい状況が続くと予想されます。一方で、現在起きている環境の変化は、いずれは起こりえたもので、変化が急加速し顕在化したにすぎないのではないでしょうか。不確実性の時代と呼ばれる変化が常態化していく時代においては、射水YEGの輝かしい歴史と伝統、存在意義を守りながらも、やり方を常に革新していく必要があります。まずは我々一人ひとりが時代に合わせて変化し、青年経済人として地域経済を牽引していく必要があります。
今年度の射水YEGのスローガン【超変革~今こそ勇気と情熱を解き放て~】を旗印に、これまでの常識にとらわれない持続可能な組織づくりを行って参ります。
「効率的な組織構築と感動を発信する」
我々の活動は、一年間を通して様々な事業を実施していくことです。そして、事業を構築していく上では会議や総会の場で重要な意思決定を行います。限られた時間と予算の中でより良い事業を構築する為、会議体のあり方を見直しこれまで以上に円滑な運営に努めて参ります。また、我々はこれまで多くの事業を展開してきましたが、その活動に対する外部の認知という点ではまだまだ伸びしろがあります。手法にとらわれず、我々の活動に共感してもらうために必要な情報を積極的に発信し、射水YEGの活動をアピールして参ります。
「人を動かす」
組織の主役は人であり、射水YEGにとっても会員一人ひとりが主役です。そして、この先どのような時代の変化が訪れようとも、社会を動かしていくための意思決定を下していくのは人であります。また、人を感化し行動に変えていくことができるのはテクノロジーではなく、人が持つ勇気であり情熱であります。自社のリーダーとして、そして、地域経済の先導者として自らが行動し周囲を巻き込むことのできる人財を育成して参ります。
「YEG活動の意義を再認識する」
会社組織と同様、我々の活動は決して一人では成り立ちません。会員間や他単会の同志との関係構築はもちろんのこと、家族の理解と支えもYEG活動には必要です。多忙な毎日を送る青年経済人だからこそ、今後射水YEGが実行していく大きなミッションに向けても、同志や仲間、家族と共にYEG活動の意義を考え語らうことで、絆を一層深める機会として参ります。
「賑わいを創出する」
少子高齢化の進む社会の中で、このまちの人口減少は大きな社会課題となっており、まちに活気が不足しています。そんなまちの現状に対して、我々青年経済人が果たすべきことは何でしょうか。我々がこのまちを大変革するといった大げさなことではなく、このまちを構成する市民、行政、地域企業、親会と一体になりながら、豊かな郷土づくりにつながる事業に取り組んで参ります。
「50周年までに100名単会を実現する」
労働生産人口の減少による会員候補者数の減少は全国的な課題となっています。一昔前は100名前後の会員数を誇った射水YEGにおいても例外ではなく、会員数は年々減少傾向にあります。持続可能な組織であるためには、まずは射水YEG組織の魅力を再定義し、会員一人ひとりが危機感を持って会員拡大活動に対して意識を高めていくことが必要です。また、会員の定着も同様に重要であり、新入会員だけではなく、会に足が遠のいている会員についても積極的にYEG活動に参画できるための動機づくりも合わせて実行して参ります。
「終わりに」
射水YEGを取り巻く環境は、今後ますます変化が激しくなっていきます。令和5年度には北陸信越ブロック大会の開催地となり、全国から多くの同志がこの射水市に集結します。また、令和10年度には射水YEG創立50周年を控えております。
まさしく射水YEGが今後100年先も変わらず地域から必要とされる組織になるための変革期に突入しています。これまで諸先輩方が繋いでこられた歴史と伝統を守りつつも、時代に即した組織へと会員一人ひとりが変えていく。まずは我々自身が変わっていくことで、未だ見ぬ夢に向かい、この新時代を突き進んで参ります。諸先輩方、関係各所の皆様方のご指導ご鞭撻、会員の皆様のご理解とご協力をお願い致します。
優先順位の基準は、「過去ではなく未来」「問題ではなく機会」「横並びではなく独自性」「無難で容易なものではなく変革」さらには「内部ではなく外部」であり、これらを選択することは勇気がいる。
ピーター・ドラッカー
役員紹介

会長 中瀬 裕喜

直前会長 氷見 慎司

筆頭副会長 関原 範之

副会長 片境 慎一郎

副会長 瀧内 誠

専務理事 小金澤 拓也

事務局長 三盃 憂治

顧問 南 貴浩

監事 木村 広

監事 泉田 淳也